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ひかりのさじ加減

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夜の帰り道、大通りから一本入った道は、しんと静かに佇んでいます。
雨上がりだったりすると、街灯のあかりが反射して、ツヤツヤしてます。

夜のひかりは、とっても繊細なものが求められると思うのです。
ほんのり小さい光でも、昼とは違ってかなり存在感を放ちます。

田舎育ちの私は、夜の街の暗さに対して慣れていてるので
正直東京にきて、今の仕事につく前でも「明るいなぁ」とおもうばかり。

まるで昼に負けんばかりに煌々と明るい玄関先の家を良く見ました。
もちろん防犯の意味も大アリだとは思うけれど、ホッとできない空気があるのです。

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今の照明の仕事についてからは、特に"夜のあかり使い"には敏感になり、
あるとき、写真の窓の前を通って思わず写真におさめてしまいました。

通りも、大通りから一本入っているとはいえ、街灯は煌々とついています。
でもこの窓のある家は、おそらく部屋の中の照明使いも丁寧で静かな気がします。
植物のグリーンの輪郭がくっくり浮きたっているというか、引き立っていて、
でも主張しすぎないものになっています。

しばらく立ち止まり、じっとその窓の前にとどまってしまいした。
まるで障子を通して夕暮れに木々の陰が見えるような、懐かしいものを思い出しました。

ほんの少しのさじ加減。
ひかりの強弱は精神的にも影響するものだと思うし、夜の空気を
気持ちよく伝える役目がそこにあるのかもしれません。

星空とも月とも仲良く共存できる灯りを点したいですね。
by htani1223 | 2010-04-05 00:50 | デザイン(照明)
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