<< 布のこと、そして着物と 白シャツのこだわり >>

手間をかけること

e0161061_0342459.jpg


今年のはじめに、白菜漬けをつくった。
思いのほか、好評で"また食べたい"などと煽てられると、その気になってしまうのです。

しかし、私としてはあともう少しコクのある味にしたかったなどとイッパシに思ったりして
実は只今、白菜漬けを再度つくっている。
もう明日で漬けて5日が経つ。
前回以来、お店で売られている白菜漬けもよくみるようになったり
重しの種類を変えてみたり、塩加減も工夫したりと自分なりに考えてみた。
あと2、3日後が楽しみだ。

また調子に乗って、同時に水菜漬けも作っている。
試作をしてみたのが写真のもの。
水菜は白菜よりアクも少なく、何日も漬けず3日で出来上がる。
しかし、それでも1昼夜の下漬けをして、1晩おいた昆布出汁をかけ
新たに昆布を挟み、赤唐辛子もいれて2日おく。
塩加減は薄く、干し海老を添えていただく。

白菜漬けも水が上がってきたら上下を逆にしたり重し軽いものにする。
水菜も3日間でできると言っても、下漬け → 昆布出汁と本漬け
と手間をかける。

この「手間」というのを、かけるとかけないとでは、全く出来上がりが違うのです。
よく手間ひまかけてとも言うが、「暇」ではない。
暇があったら、あともう一種類くらい別の漬物をつくったりしたいくらいだ。
だから「手」と「間」という、絶妙なバランス感覚が漬物つくりには必要なのだと思う。

人と関わることもそうかもしれない。
ちょっとの時間を惜しまずに、少しの心遣いをつくることが人と人との
「間」に良い関係をつくるような気がします。
そこには、駆け引きはない。
"これをこの人に差し上げたら○○のような反応、見返りがあるかもしれない"
と思ってつくった心遣いはだいたい期待を外すものだ。

ただ、ただ、「美味しくなれ」と思い、塩加減をすることが美味しい漬物をつくるように
そんなものでないだろうか。手間をかけた人との付き合いって。
by htani1223 | 2012-02-09 00:55 | マイレシピ
<< 布のこと、そして着物と 白シャツのこだわり >>