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布のこと、そして着物と

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クラスカDo.で2/26まで開催していた 「La+h 大谷敬司 布の仕事 COLOR」展
会期中、二度訪れました。
最初の写真は、初回行ったときに購入した、春っぽいストール。
これ淡い色だけだったら、きっとハリが足りなかったかも。この中にグレーの色が入っていることで
しっくりくるなぁと思いました。会場はWebで紹介されているように色の世界。
大谷さんの世界でいっぱいあふれていた。
初めてお会いしたが、なんだか懐かしい親しみやすい雰囲気のある方だった。(失礼。。)
まさに布のブランドで10年以上お仕事されてきて、数年前に独立された方。
以前にいらしたというところのイメージももちろん作品の中にはあると思うけれども
私は、去年初めてご本人も知らずに一目ぼれしたガーゼウールのストールをDo.で二本も
買っているので、全くご本人オリジナルの世界にほれ込んでしまっていたのです。

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どうしてももう一度行きたくて、最終日にすべり込み。
なんとあんなに会場を埋め尽くされていたものが、スカスカになっていて
そうとうの人気と盛況を物語っていた。
私は、とっても久しぶりに着物を着て行ってみました。
なぜか、着物に合わせたストールがひとつ欲しくて。
ご本人がいたら、ぜひ見立てていただこうと思い。そして叶いました !
商品は少なかったけれども、そこにはまるで私の着物を待っていたかのように
ぴったりと合う、とても材質がステキなそして色もしっくりとくるものが
あったのです。大谷さんが丁寧に見つけてオススメしてくれました。それが2枚目の写真。
着物を着てDo.に行くのも初めてで、やはり照れくさくて着物の状態の姿も
大谷さんの展示も写真には撮らなかったけど、こげ茶のウールのもののなかに
さし色のようにポイントでちょっと赤茶な糸が混じっているんです。
そして紺色の下にある布地のものが今日着ていった袷の銘仙。
なんとかDo.の店内にもうまく同化していたみたいですよ(笑)

着物はもうかれこれ着始めてから8年くらいになるだろうか。
最初はほんとに悪戦苦闘しながら着ていた。戦って着るものじゃないけど
着物は着る人間に真正面から向き合ってくる。
着る側が気持ちが沈んでいたり、ココロここにあらずの状態で着ると
絶対うまく着れない。私は現代はそうだと思う。
洋服の前の時代は日常着だったから、今のような着方はしなかったはず。
そして、こうして大谷さんのデザインした布を纏って着物を着るという
ことは、もうそこには古典の着物の世界だけじゃない
今という同時代性があわさってきて今の時代の着物生活があるのだ思う。

日々、過ごしている中でちょっと気分を変えてよそ行きではない普段着の中に
着物を洋服のチョイスと一緒に仲間にいれてあげようと思う。
今回はとてもそんなささやかなことに気づかせていただいた。
着物小物である半襟、帯揚げ、帯締め、そでから覗く襦袢、
みな色合わせが多様なのだ。
そして、肩から纏うストールと。色のセンスを磨くためにも着物は楽しい
同時代のアイテムかもしれない。
by htani1223 | 2012-02-27 00:22 | デザイン(全般)
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